恋は多く人生の苦痛を包むオブラートなり。

人物:国木田独歩(くにきだどっぽ)

1871-1908年。宮谷県海上郡銚子(現在の千葉県銚子市)出身。幼名は亀吉、後に哲夫と改名。1891年、植村正久より受洗。国民新聞記者として日清戦争に従軍し、『愛弟通信』で名を成す。1897年、小説『源叔父』を発表。1901年には『牛肉と馬鈴薯』を発表し、自然主義の先駆けとして評価された。代表作に『武蔵野』『窮死』『竹の木戸』などがある。