明晰な目的樹立、狂いのない実施方法、そこまでは頭脳が考える。しかし、それを水火の中で実施するのは、頭脳ではない。性格である。平素、そういう性格をつくらねばならない。
人物:秋山真之(あきやまさねゆき)
1868-1918年。伊予国松山(現在の愛媛県松山市)出身。兄は陸軍大将・好古(よしふる)。日清戦争従軍後、アメリカに留学。日露戦争では、東郷平八郎連合艦隊司令長官の参謀として作戦を指揮した。日本海海戦での「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」の報告文は有名。第1次世界大戦では、海軍省軍務局長として活躍。1917年、海軍中将。