小さなことが小さなことでない。大きなことが大きなことでない。それは心一つだ。

人物:有島武郎(ありしまたけお)

1878-1923年。東京の生まれ。旧薩摩藩郷士で大蔵官僚の有島武の長男として生まれる。1910年に武者小路実篤、志賀直哉らと雑誌『白樺』を創刊し、作家活動を開始。1923年、評論『宣言一つ』で自己の立場を表明したのち、波多野秋子と情死した。代表作に『或る女』『生れ出づる悩み』『カインの末裔』『惜みなく愛は奪ふ』などがある。