機会は、人間一生のうちに誰でも、一度や二度は必ず来るものである。それをとらえそこねると、その人は一生立身できない。
人物:岩崎弥太郎(いわさきやたろう)
1835-1885年。土佐国安芸郡(現在の高知県安芸市)出身。江戸の安積艮斎に学び、帰郷後は吉田東洋の少林塾に入門。後藤象二郎らの知遇を得て、藩営の商社・開成館に勤務。廃藩置県に際し、藩船などの払い下げを受けて三菱商会を創立。明治政府の保護による独占的海運事業として発展した。さらに鉱山、荷為替、造船などに事業を拡大し、三菱財閥の基礎を築いた。