独り言
創業の社長が少なくなってきたせいだろうか。何かがおかしい。恐らく丁稚で、自我が無く、決断力も無く、唯々諾々とひたすら創業社長に仕え、お情けで社長を継いだような無能な番頭なのだろう。偉大な創業社長の陰に隠れて生きて来た人が突然人前に出ると、何時も自信無げにオドオドしている。外から見ていると如何にも貧相で貫禄が無い。
最近、そんな社長が増えてきた。直系の二代目社長というのは如何にも遊び人風で、あっ、この会社は早晩潰れるなと思う。大体問題が起きると、自信無げに目が泳いでいる。伸びてきた日本経済は、もうそろそろ終わりに近づいて来ているのかもしれない。
ところで、辞めないトップといえば、読売新聞の故・渡邉恒雄であろう。一番滑稽なのは、相撲界の白鵬、照ノ富士。一般人から見ると、なんとも醜い。それ程地位と金が欲しいかと思う。相撲界は日本の国技だからこそ、大和魂が欲しいところ。だが、何場所休もうと平気の平左である。これは、日本古来の所謂阿吽の呼吸で「いちいち言わなくても分るだろう」という安易な思い込みで、取返しのつかないことになっている。外人力士に、阿吽の呼吸など分かる筈もない。まあ、共生社会を目指す政府には分からないだろうが。
日本人で辞めない男と言えば、岸田(元)と石破(現)の両首相である。まあ、権力の座にある蜜の味は忘れられないのだろうな。在野の人間にしてみると、みっともないと思う。岸田元首相は初めから胡散臭そうだったが。アメリカから何か言われているようだ。石破(ウシガエルと言われているそうだ)を能力が無い男と見込んでワンポイントで首相にして、失脚した後で自分に待望論が湧くのを期待していたみたいだけど。イーロン・マスクの出現によって、見事に計算が狂ったようだ。中国と共にオサラバ、ってとこかな。
あっ、それと最近では、フジ・メディア・ホールディングスの日枝久取締役相談役。あれほどの年齢なのに、なぜ辞めないのか。辞めた後が怖いのか、何か後ろめたいことがあるのか。フジテレビの港浩一元社長は気の毒だった。世論に無理矢理辞めさせられたようなもの。余談だけど、遠藤龍之介副社長は作家の故・遠藤周作の息子なのだとか。