月影

殺すほど 好きなのか
好きだから 殺すのか

あなたは易々と 私を殺してしまった

カーテンの隙間から 月影が差し込む
腐敗した肉体に 死神の指先が触れる

エルピスすらも 飛び去ったのだろうか
悲しそうに笑う あなたの瞳を思い出す